YAMAHA 電子ピアノ Clavinova CLP-170 の修理 (1/2)

妻が使っているYAMAHAの電子ピアノClavinova(クラビノーバ) CLP-170も7年を経ていろいろと不具合が出てきました。
ショパンやら弾きまくっているのでしょうがないのかもしれません。
YAMAHAに修理を頼むとかなり高額になるようなので、自分で修理をすることにしました。
今回は高額な商品なのでいつものように気軽に失敗は出来ません。かなり注意深く作業しました。

やってみようという方は自己責任でお願いします。

不具合の内容は
1. 中央付近の鍵盤が引っかかって上がらなくなる
2. 中央付近の鍵盤から突然大きな音が出てしまう

まず、後ろにある3つのネジをはずします(写真の丸で囲んでいるネジ)。

次に天板を手前に向けて5cmぐらいずらします。そうすると、天板を上に取り外すことが出来るようになります。


次に、写真にあるプラスティックの部品を両側はずします。すると可動式の鍵盤カバーを、部品を取り外したスペースから取り出せるようになります。

中を見ると、すぐに問題をひとつ発見。鍵盤をたたいたときのクッションとなるフェルトの帯が下に落ちていました。これは、フェルトとフェルトを固定しているテープの間にある発泡ウレタン経年変化加水分解しボロボロになっているからです(バブル期などの古いスピーカがエッジに発泡ウレタンを使っていて、同じようにボロボロになります。最近のスピーカーはこの問題を避けるため発泡ウレタンをスピーカーエッジに使うことはなくなりました)

合成ゴム系の接着剤で落ちたフェルトの帯をテープに再固定することにします。

さらにで5ヶ所ほど縛って確実に固定します。

これで不具合1の方は解決しましたが、不具合2直りません。さらに分解、解析が必要なようです。
不具合2は鍵盤を弾いたときに起こることから、鍵盤をさらにバラさなくてはならないようです(続きます)。